防犯カメラ – 始まり&機器選定 #1


背景:
諸事情により知り合いの管理しているビルの一階に、防犯カメラを設置すことになった。
過去に違うビルにカメラ設置をお願いした業者から提示された金額は、ざっくりアナログ40万円、デジタル50万円だった。
しかも監視モニターを現地に設置する内容となっていた。

残念ながら、今回は管理室もないしモニターを設置するスペースもない。
相談を受けて現場を下見。ITは得意だが防犯カメラ系は未経験。
IPカメラをルータ越えでアクセス出来る程度の知識。
でも興味はあったので参加させてもらった。

準備:
下見の時、どうやってカメラを工事して設置するのだろか?
配線はどうするのか、電源はどうやって?
設置に関してはわからない事だらけ、もう業者に任せるしかない。

幸いにも同ビル他フロアのカメラ設置だけを行なった業者から、見積もりを取ることが出来ると聞いて、必要な書類を準備する。
まずカメラはアナログかデジタル?
モニターを置く場所が無い、そして録画した内容は現場での確認は無理となる。
そうなると録画した簡単に内容を取り出せる(持ち帰る)ようにしたい。

自分の知識ではデジタル、しかもデータファイルの取り出ししか思い浮かばない。
そうなるとデジタルカメラ、更にIPカメラとなる。
IPカメラとなると、次に必要なのはその録画をしたデータを保管するストレージ。
ググって見つかる情報は全て、遠隔からのPC接続、更にPC保管がほとんど。
見つけても値段が書いてなかったりする。
(工事込みでないと値段が出てこないのかな)

ずっと悩んでいたら、QNAPでもいいんじゃないかと思い始めた。
そもそもIPカメラに必要なのは単なるストレージでオッケー。
だったらQNAPでも良いと。更にQNAP対応のカメラだったら最高の組み合わせでは?

カメラも種類が多彩で選定ぬ苦慮した。選定基準は以下の通り。

  • 屋外可能
  • 遠隔操作で角度が変更可能
  • 出来れば名の知れた会社

そして見つけたのがPanasonicのBB-HCM547である。
定価は高く、業者依頼なら定価に近い値段で提示されてくるとこだが、単体購入なら安く買える。
※勿論設置や相性保障などは無いが

幸いにも希望のカメラがQNAPに対応していたのだ!

後はQNAPの機種選定。保管データの重要性を考えればRAIDは不要と判断。古い機種も避けたい。
最終的に選定したのはTS-121。
実は二週間前にTS-221をプライベートで購入したのだ。
121は221からドライブを減らしたバージョン(多分)。
後は遠隔からのデータ転送やコントロールを行うための通信機器。
これはオプションの予定で最悪設置不可になるかも知れない。
※電波問題や設置場所の温度などの環境
それを考慮してwifiルータを設置する。
これを準備しておけば、範囲内にノートパソコンを持ち込めばwifi経由でカメラのデータを取り出せる。
※オプションを考慮しなかった場合、もしくはオプションの機器が動作不可となった場合の対処も可能

偶然にも手持ちに、用途のないwifiルータがあったのでこれを活用することとした。

次は通信機器の準備である。
下見をした時にWiMax端末を持ち込んで電波の強さをチェック。やはり設置現場(奥)は電波が弱い。
従って無難にdocomoとなった。docomoだと回線費用も安くすることができる。
※端末は高額になるが

概算では二万円としていたが、ヤフオクで一万円以下で購入出来る予定だった。
その後、機種も決まり落札する商品も決まり出品者に領収書が発行できるか確認を入れる。
ここで機器の写真を見てて重要な事に気付いた。
LANポートがない。。。あれれ?
どうやってこの通信機器に接続するんだっけ。
調査した結果、この機器ではダメ。更にLANポートを持っている機器が少ないこと。

後日ググってLANポートを持っている機器を発見。
※正確にはクルードル対応で、そのクルードルがLANポートを持っている。
普通に販売していないみたいだが、価格コム情報で通販を発見。
不幸にもSIMカードとの抱き合わせ。
※先日注文したものと同じSIMカード…
あとクレードルは付属していないため、オフィシャルサイトで購入。
結局合計24Kかな。

これで必要な物の注文が全て完了だ。
※ケーブルなどの小物は除く

nw_layout